baseball academy CLOVER
監修前・レビュー版CLOVERの指導者による監修の前の版です。内容は変わる場合があります。

GRIP No.11 / CURVEBALL 更新 2026-09

ナックルカーブ

KNUCKLE CURVE

人差し指を曲げて立てて握る、縦に落ちるカーブ。

ひと目でわかる

球速(ストレート比)
やや遅い
主な変化
反対側へ小さく
縦の変化
大きく落ちる
回転効率
中〜高
縫い目の影響
ほぼなし
ボール
硬式・軟式

回転と変化のイメージ

回転方向のイメージ:6時から7時半のあたり(投手の後ろから見た図・右投げ)。矢印は回転による変化のおおよその向き。12369利き腕側反対側回転方向のイメージ:4時半から6時のあたり(投手の後ろから見た図・左投げ)。矢印は回転による変化のおおよその向き。12369反対側利き腕側

投手の後ろから見た図(右投げ)。回転方向は6時〜7時半のあたりで、主な変化は「反対側へ小さく」「大きく落ちる」です。左投げは左右が反転します。イメージ図です。

投手の後ろから見た図(左投げ)。回転方向は4時半〜6時のあたりで、主な変化は「反対側へ小さく」「大きく落ちる」です。左投げは左右が反転します。イメージ図です。

握りのイメージ

ボールの正面から見た握りのイメージ図(右手)。実際の握りは指導者と確認してください。ボールの正面から見た握りのイメージ図(左手)。実際の握りは指導者と確認してください。

ボールの正面から見た握りのイメージ図(右手左手)。実際の握りは指導者と確認してください。(監修前)

どんな球?

ナックルカーブは、人差し指を曲げ、指先をボールに立てて握るカーブです。指先を立てる形がナックルボールの握りに似ていることが、名前の由来と言われます。アメリカでは「スパイクカーブ」と呼ばれることもあります。

球筋は通常のカーブと同じ仲間で、ストレートより遅く、縦に大きく曲がり落ちます。落ちる仕組みも同じで、ボールの上側が打者の方へ進む縦回転が、ボールを下へ押します。回転の向きが反対側へ傾くほど、斜めの曲がりが加わります。

違いは握りの形にあります。人差し指を立てると、中指に力を集めやすいと感じる人がいるとされます。一方で、カーブとほとんど差が出ない人もいます。違いがあるかどうかは、同じ条件でカーブと並べて計測すると確かめられます。

握りのポイント

  • 人差し指を曲げ、指先(爪のあたり)をボールの表面に立てます。
  • 中指は縫い目に沿わせてかけ、力の中心を中指に置きます。
  • 親指は下側の縫い目にかけ、中指とはさむように支えます。
  • 立てた人差し指の使い方は人によって違い、支えにする人も、押す力を加える人もいます。

腕の振り方やリリースの感覚は、人によって違います。CLOVERでは握りだけを変えるのではなく、ラプソード計測と動画で、あなたの球の回転を一緒に確かめます。

この握りが候補になりやすい球筋

カーブと同じく縦に落ちる球なので、どの球筋のストレートとも“上下の差”をつくる候補になりやすいとされます。

(指導現場の経験則です。→ 球筋の癖と『回内・回外』という言葉)

ラプソードで見るところ

回転方向SPIN DIR
回転方向のイメージ:6時から7時半のあたり(投手の後ろから見た図・右投げ)。矢印は回転による変化のおおよその向き。12369利き腕側反対側回転方向のイメージ:4時半から6時のあたり(投手の後ろから見た図・左投げ)。矢印は回転による変化のおおよその向き。12369反対側利き腕側

6時〜7時半

カーブと同じ時刻のあたりに出るかを、並べて確かめます。

回転数TOTAL SPIN

自分のストレートと並べて比べる

人差し指を立てた握りで、回転数がカーブと比べてどう変わるかを見ます。

回転効率SPIN EFF

中〜高

回転のうち、落ちや曲がりに効く割合です。握りの違いが、ここに表れる場合があります。

縦の変化量V-BREAK

大きく落ちる

回転による落ちの大きさです。カーブと同じ条件で並べて比べます。

握りを試すときの、ラプソード指標の見方 →

CLOVERの考え方

柳は緑、花は紅。

ひとつの型を、全員に当てはめない。

CLOVERは、全員に同じフォームや同じ握りを求めません。ボールがもともと持っている球筋を“個性”として読み、その個性が活きる握りを、計測と映像で一緒に探します。

気をつけたいこと

  • 学童野球(小学生)では変化球が禁止されています。中学生は、リーグや学年によって規則が違います。所属チームの規則を、指導者に確認してください。
  • このページは一般的な説明です。投げる量や頻度、肘や肩への影響は案内しません。痛みや違和感があるときは、握りを試すのをやめて、保護者・指導者に伝えてください。
  • 人差し指の指先を立てる握りのため、爪の長さや指先の状態で握りやすさが変わります。握りにくいときは無理をせず、指導者と相談してください。

参考資料

回転方向(時計)の読み方

握りを試すときの、ラプソード指標の見方

年代・リーグのルールと変化球

MEASURE YOUR BALL

あなたの球で、確かめる。

ナックルカーブの握りで、あなたの球がどう回るか。ラプソードで回転方向と回転効率を測ると、答えが見えます。