baseball academy CLOVER
監修前・レビュー版CLOVERの指導者による監修の前の版です。内容は変わる場合があります。

GRIP No.20 / SPLIT 更新 2026-09

フォーク

FORKBALL

指を大きく開いて深く挟む、回転の少ない落ちる球。

ひと目でわかる

球速(ストレート比)
やや遅い
主な変化
横はほぼなし
縦の変化
大きく落ちる
回転効率
低
縫い目の影響
ほぼなし
ボール
硬式・軟式

回転と変化のイメージ

回転方向のイメージ:12時半から2時半のあたり(投手の後ろから見た図・右投げ)。矢印は回転による変化のおおよその向き。回転の向きが安定しにくい握りです。12369利き腕側反対側回転方向のイメージ:9時半から11時半のあたり(投手の後ろから見た図・左投げ)。矢印は回転による変化のおおよその向き。回転の向きが安定しにくい握りです。12369反対側利き腕側

投手の後ろから見た図(右投げ)。回転方向は12時半〜2時半のあたりで、主な変化は「横はほぼなし」「大きく落ちる」です。左投げは左右が反転します。イメージ図です。回転の向きが安定しにくい握りです。

投手の後ろから見た図(左投げ)。回転方向は9時半〜11時半のあたりで、主な変化は「横はほぼなし」「大きく落ちる」です。左投げは左右が反転します。イメージ図です。回転の向きが安定しにくい握りです。

握りのイメージ

ボールの正面から見た握りのイメージ図(右手)。実際の握りは指導者と確認してください。ボールの正面から見た握りのイメージ図(左手)。実際の握りは指導者と確認してください。

ボールの正面から見た握りのイメージ図(右手左手)。実際の握りは指導者と確認してください。(監修前)

どんな球?

フォークは、人差し指と中指を大きく開き、ボールを深く挟んで投げる球です。日本では古くから知られた球種で、ストレートより遅く、打者の手元で大きく落ちるように見えます。

深く挟むと、ボールにかかる回転の量が大きく減りやすくなります。さらに、回転のうち変化に効く割合(回転効率)も低めになりやすい握りです。そのため、バックスピンが生む上向きの力はとても小さくなります。重力による落下を打ち消す力が弱いぶん、ストレートとの縦の差が大きくなります。

回転が少ないぶん、回転方向は投げるたびにばらつきやすく、横の動きもそろいにくい場合があります。スプリットとの違いは挟む深さと指の開き方で、フォークの方が球速は遅く、落差は大きめとされます。

握りのポイント

  • 人差し指と中指を大きく開き、ボールを指の間に深く挟みます。
  • 指先を縫い目にかけず、指の内側でボールを挟むように持つのが一般的です。
  • 親指はボールの下側に添え、深く挟んだボールがずれないように支えます。
  • ボールを強く握り込まず、指の間で挟んで支える程度の力で持つとされます。

腕の振り方やリリースの感覚は、人によって違います。CLOVERでは握りだけを変えるのではなく、ラプソード計測と動画で、あなたの球の回転を一緒に確かめます。

この握りが候補になりやすい球筋

回転の量を握りで抑える球で、どの球筋の人でも試す候補に挙がりやすいとされます。利き腕側へ沈む球を投げにくいと言われるカット型でも、縦の差をつくる候補になることがあります。

(指導現場の経験則です。→ 球筋の癖と『回内・回外』という言葉)

ラプソードで見るところ

回転数TOTAL SPIN

自分のストレートと並べて比べる

ストレートより回転数が大きく減っているかを、まず確かめます。

回転方向SPIN DIR
回転方向のイメージ:12時半から2時半のあたり(投手の後ろから見た図・右投げ)。矢印は回転による変化のおおよその向き。回転の向きが安定しにくい握りです。12369利き腕側反対側回転方向のイメージ:9時半から11時半のあたり(投手の後ろから見た図・左投げ)。矢印は回転による変化のおおよその向き。回転の向きが安定しにくい握りです。12369反対側利き腕側

12時半〜2時半

向きがそろいにくい握りです。複数の球を並べて、ばらつきを見ます。

縦の変化量V-BREAK

大きく落ちる

回転による縦の変化が小さいほど、ストレートより下を通ります。

球速差(ストレートとの)VELO GAP

やや大きい

スプリットより、ストレートとの球速差が大きくなりやすい球です。

握りを試すときの、ラプソード指標の見方 →

CLOVERの考え方

柳は緑、花は紅。

ひとつの型を、全員に当てはめない。

CLOVERは、全員に同じフォームや同じ握りを求めません。ボールがもともと持っている球筋を“個性”として読み、その個性が活きる握りを、計測と映像で一緒に探します。

気をつけたいこと

  • 学童野球(小学生)では変化球が禁止されています。中学生は、リーグや学年によって規則が違います。所属チームの規則を、指導者に確認してください。
  • 指を大きく開く握りや、深く挟む握りは、手の大きさや指の長さで握りやすさが大きく変わります。握りにくいときは無理をせず、指導者と相談してください。
  • このページは一般的な説明です。投げる量や頻度、肘や肩への影響は案内しません。痛みや違和感があるときは、握りを試すのをやめて、保護者・指導者に伝えてください。

参考資料

回転方向(時計)の読み方

握りを試すときの、ラプソード指標の見方

年代・リーグのルールと変化球

MEASURE YOUR BALL

あなたの球で、確かめる。

フォークの握りで、あなたの球がどう回るか。ラプソードで回転方向と回転効率を測ると、答えが見えます。