baseball academy CLOVER
監修前・レビュー版CLOVERの指導者による監修の前の版です。内容は変わる場合があります。

GRIP No.21 / SPLIT 更新 2026-09

スプリットチェンジ

SPLIT CHANGE

サークルチェンジとスプリットの中間にあたる、落ちるチェンジアップ。

ひと目でわかる

球速(ストレート比)
やや遅い
主な変化
利き腕側へ
縦の変化
大きく落ちる
回転効率
低〜中
縫い目の影響
ほぼなし
ボール
硬式・軟式

回転と変化のイメージ

回転方向のイメージ:1時から2時半のあたり(投手の後ろから見た図・右投げ)。矢印は回転による変化のおおよその向き。12369利き腕側反対側回転方向のイメージ:9時半から11時のあたり(投手の後ろから見た図・左投げ)。矢印は回転による変化のおおよその向き。12369反対側利き腕側

投手の後ろから見た図(右投げ)。回転方向は1時〜2時半のあたりで、主な変化は「利き腕側へ」「大きく落ちる」です。左投げは左右が反転します。イメージ図です。

投手の後ろから見た図(左投げ)。回転方向は9時半〜11時のあたりで、主な変化は「利き腕側へ」「大きく落ちる」です。左投げは左右が反転します。イメージ図です。

握りのイメージ

ボールの正面から見た握りのイメージ図(右手)。実際の握りは指導者と確認してください。ボールの正面から見た握りのイメージ図(左手)。実際の握りは指導者と確認してください。

ボールの正面から見た握りのイメージ図(右手左手)。実際の握りは指導者と確認してください。(監修前)

どんな球?

スプリットチェンジは、サークルチェンジとスプリットの中間にあたる握りの球です。スプリットのように指を開いて挟みながら、チェンジアップのように手のひら寄りで持ちます。

ボールが手のひらに近いほど、指先で回転をかけにくく、球速も落ちやすいとされます。さらに指で挟むことで回転の量が減り、バックスピンが生む上向きの力が小さくなります。その結果、ストレートより遅く、下を通る球になります。

右投げでは、回転方向の時刻がストレートより3時の側に寄りやすいとされます。そのぶん、横にも利き腕側へ動きやすい球と言えます。横の動きはサークルチェンジとスプリットの間くらい、球速差はスプリットより大きめになりやすいとされます。

握りのポイント

  • 人差し指と中指を開き、その間にボールを挟むように握ります。
  • 薬指と小指はボールの横に添え、手のひら寄りで包むように持ちます。
  • 親指はボールの下側で軽く支え、指先に力を集めすぎないのが一般的です。
  • 指の開き方と手のひらとの距離で、球速や落ち方が変わる場合があります。

腕の振り方やリリースの感覚は、人によって違います。CLOVERでは握りだけを変えるのではなく、ラプソード計測と動画で、あなたの球の回転を一緒に確かめます。

この握りが候補になりやすい球筋

サークルチェンジはシュート型の球筋、スプリットはどの球筋でも候補とされ、その中間のこの握りは見解が分かれます。自分のストレートと並べて回転方向と球速差を測ると、どちら寄りの球かがわかります。

(指導現場の経験則です。→ 球筋の癖と『回内・回外』という言葉)

ラプソードで見るところ

球速差(ストレートとの)VELO GAP

やや大きい

スプリットより大きな球速差が出ているかを見ます。

回転方向SPIN DIR
回転方向のイメージ:1時から2時半のあたり(投手の後ろから見た図・右投げ)。矢印は回転による変化のおおよその向き。12369利き腕側反対側回転方向のイメージ:9時半から11時のあたり(投手の後ろから見た図・左投げ)。矢印は回転による変化のおおよその向き。12369反対側利き腕側

1時〜2時半

右投げなら、時刻がストレートより3時の側に寄るかを見ます。横の動きの手がかりです。

横の変化量H-BREAK

利き腕側へ

横の差で、サークルチェンジ寄りかスプリット寄りかがわかります。

縦の変化量V-BREAK

大きく落ちる

ストレートとの縦の差で、落ち方の大きさを確かめます。

握りを試すときの、ラプソード指標の見方 →

CLOVERの考え方

柳は緑、花は紅。

ひとつの型を、全員に当てはめない。

CLOVERは、全員に同じフォームや同じ握りを求めません。ボールがもともと持っている球筋を“個性”として読み、その個性が活きる握りを、計測と映像で一緒に探します。

気をつけたいこと

  • 学童野球(小学生)では変化球が禁止されています。中学生は、リーグや学年によって規則が違います。所属チームの規則を、指導者に確認してください。
  • このページは一般的な説明です。投げる量や頻度、肘や肩への影響は案内しません。痛みや違和感があるときは、握りを試すのをやめて、保護者・指導者に伝えてください。
  • スプリットチェンジという呼び名は、指す握りが人によって違う場合があります。名前より、実際の握りを指導者と確認してください。

参考資料

回転方向(時計)の読み方

握りを試すときの、ラプソード指標の見方

年代・リーグのルールと変化球

MEASURE YOUR BALL

あなたの球で、確かめる。

スプリットチェンジの握りで、あなたの球がどう回るか。ラプソードで回転方向と回転効率を測ると、答えが見えます。