ひと目でわかる
- 球速(ストレート比)
- やや遅い
- 主な変化
- 利き腕側へ小さく
- 縦の変化
- 大きく落ちる
- 回転効率
- 低〜中
- 縫い目の影響
- ほぼなし
- ボール
- 硬式・軟式
回転と変化のイメージ
投手の後ろから見た図(右投げ)。回転方向は12時半〜2時半のあたりで、主な変化は「利き腕側へ小さく」「大きく落ちる」です。左投げは左右が反転します。イメージ図です。回転の向きが安定しにくい握りです。
投手の後ろから見た図(左投げ)。回転方向は9時半〜11時半のあたりで、主な変化は「利き腕側へ小さく」「大きく落ちる」です。左投げは左右が反転します。イメージ図です。回転の向きが安定しにくい握りです。
握りのイメージ
ボールの正面から見た握りのイメージ図(右手左手)。実際の握りは指導者と確認してください。(監修前)
どんな球?
バルカンチェンジは、中指と薬指の間を開き、そのすき間にボールをはさんで握るチェンジアップです。横の動きは小さく、縦に大きく落ちる球になりやすいとされます。
ボールを指ではさむと、指先でかかる回転が少なくなります。回転が少ないと、ストレートを落ちにくくしている上向きの力が小さくなります。そのため、重力で落ちる量が目立ちます。
回転効率は低めで、回転の向きも投げるたびにばらつきやすい握りとされます。回転の少ない球では、時計の時刻と実際の変化がずれる場合もあります。落差はスプリット系に近く、球速差はチェンジアップに近い球です。
握りのポイント
- 中指と薬指の間を開き、そのすき間にボールをはさむように置きます。
- 人差し指は中指に、小指は薬指に寄せて、二本ずつそろえます。
- 力は指先に集めず、はさんだ二本の指の内側で支えるのが一般的です。
- 親指はボールの下側に置き、はさんだボールを下から支えます。
腕の振り方やリリースの感覚は、人によって違います。CLOVERでは握りだけを変えるのではなく、ラプソード計測と動画で、あなたの球の回転を一緒に確かめます。
この握りが候補になりやすい球筋
どの球筋でも試す候補になるとされます。横の動きが小さく、縦の落差と球速差が中心の球なので、ストレートの球筋に左右されにくいと言われます。
(指導現場の経験則です。→ 球筋の癖と『回内・回外』という言葉)
ラプソードで見るところ
自分のストレートと並べて比べる
ストレートより回転が少ないほど、縦に落ちる球になりやすいです。
低〜中
低めが持ち味です。低いほど、回転の向きより落差が目立ちます。
大きく落ちる
スプリット系に近い落差が出ているかを、ストレートと並べて見ます。
やや大きい
チェンジアップとして、ストレートとの球速差も並べて見ます。
CLOVERの考え方
柳は緑、花は紅。
ひとつの型を、全員に当てはめない。CLOVERは、全員に同じフォームや同じ握りを求めません。ボールがもともと持っている球筋を“個性”として読み、その個性が活きる握りを、計測と映像で一緒に探します。
気をつけたいこと
- 学童野球(小学生)では変化球が禁止されています。中学生は、リーグや学年によって規則が違います。所属チームの規則を、指導者に確認してください。
- 指を大きく開く握りや、深く挟む握りは、手の大きさや指の長さで握りやすさが大きく変わります。握りにくいときは無理をせず、指導者と相談してください。
- このページは一般的な説明です。投げる量や頻度、肘や肩への影響は案内しません。痛みや違和感があるときは、握りを試すのをやめて、保護者・指導者に伝えてください。
- 学童野球では、バルカンチェンジのように指ではさんで落とす球も、変化球として扱われます。
参考資料
Rapsodo Japan|ラプソード計測データ解説③「回転軸(回転方向・ジャイロの角度)・回転効率」(2024)
このページの文章と図は、CLOVERが一般的な投球の知識をもとに独自に作成したものです。外部資料の文章・画像・数値は転載していません。
MEASURE YOUR BALL
あなたの球で、確かめる。
バルカンチェンジの握りで、あなたの球がどう回るか。ラプソードで回転方向と回転効率を測ると、答えが見えます。